リンパマッサージについて知りたい!
リンパマッサージという名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。しかし、リンパとは何なのか、正しいリンパマッサージはどうやるのか、きちんと知っている方は多くはないでしょう。そこで、リンパマッサージについて徹底解説。体のパーツごとのリンパマッサージのやり方などもご紹介します。
リンパマッサージとは?
リンパとは?
リンパというのは体じゅうに張り巡らされているリンパ管と、その中を流れるリンパ液のことです。リンパ液は、血液の血しょうの一部が血管の外にしみ出たもの。
血液が心臓のポンプで流れるのに対して、リンパ液は筋肉の動きによって自発的に流れています。したがって運動不足だったりずっと同じ姿勢だったりすると、筋肉が固まってリンパの流れが悪くなってしまうのです。リンパの流れが悪いと、体のむくみや疲労にもつながります。
リンパの役割は?
リンパ液は老廃物の回収や排泄、異物や細菌が血管に侵入するのを防ぐなどの働きがあります。体にとって大切な役割を果たしているのですね。
マッサージ=リンパの流れを改善
リンパの流れが悪くなると体に老廃物がたまってしまいます。これがむくみの原因です。夕方に足がぱんぱん、朝起きると顔がむくんでいる、なんていうのもリンパの流れが悪いから。リンパマッサージをしてリンパの流れを改善することが、むくみを改善することにもつながるのです。
リンパ節が大事
リンパのたまっている場所を「リンパ節」と言います。体中にはたくさんリンパ節がありますが、特に大切な部位を一覧でまとめました。リンパ節の場所によって、滞った場合にどうなるのかも解説。体の上から順に見ると…
- あご・耳の下…肩こり、頭痛、二重あご、自律神経の乱れ
- 鎖骨…肩こり、肌トラブル、老化、倦怠感
- 脇の下…二の腕のたるみ、肩こり
- ひじの内側…腕のだるさ
- おへそ…子宮・卵巣の病気、生理不順、便秘、胃腸の不調・病気
- そけい部…下半身太り、むくみ、冷え、生理痛
- ひざの裏…膝の痛み、足のむくみ、冷え
リンパマッサージをするときはリンパ節が大切なので覚えておきましょう。
リンパマッサージにはどんな効果があるの?
リンパマッサージにはどんな効果があるのか、具体的にご紹介します。
体のむくみを改善
先述したように、体に老廃物が溜まることで、巡りが悪くなってむくみやすくなります。リンパマッサージをすると、老廃物の輩出を促すので、むくみ予防になるのです。
ダイエットの効果を促進
むくみというのは太ってしまう原因の一つ。リンパマッサージでむくみを解消することで、体のラインをほっそりとさせられます。
また、リンパマッサージは血流改善にも役立つと言われています。血流が良くなると体温が上がり、代謝UPにも。代謝を高めることは、痩せやすい体質につながります。ダイエットのサポートとしてリンパマッサージを取り入れるのもありです。
体の巡りが良くなりエイジングケアにも
リンパマッサージをすると、血液の流れも良くなります。血流が良いと、体中に栄養が行き渡るので、肌にも必要な栄養が届きます。それが肌の健康につながり、老化しにくいなどエイジングケアにもなるのだそうです。
体の凝りを改善
リンパマッサージは筋肉をほぐすものも多いです。そのため、体の凝りをほぐすことになります。また、血流を良くすることも、首や肩の凝りを解消することにつながっています。
セルフdeリンパマッサージの基本のやり方
リンパマッサージは自分で行うこともできます。まずは知っておきたい基本のことをチェック。
リンパ節に向かってさすり、リンパ節を押す
先述したリンパ節が体のいろんな場所にありましたよね。そのリンパ節に向かって流し、リンパ節を押す、というのが一連の動作。このマッサージが基本だとおさえておきましょう。
手順は鎖骨から広げて
どんなリンパマッサージでも一番最初におこなってほしいのは「鎖骨」。鎖骨はリンパの最終的な出口なので、最初にほぐしておくことで、老廃物が排出されやすくなるそうです。
優しい圧力
リンパマッサージと言うと、痛いほど強くマッサージをする…なんていうイメージはありませんか?そんなに強くマッサージする必要はなく、少し圧力をかけてなでる程度でOKです。気持ちいいな~と思える強さでマッサージしましょう。
セルフマッサージの手順
この順番にやると良い、というリンパマッサージの手順をご紹介します。時間があるなら全身のリンパマッサージをやっても良いですし、気になるところだけおこなってもOKです。鎖骨だけは最初にほぐしておくことを忘れずに。
1.鎖骨
①右手を握り拳にして、左側の鎖骨のくぼみをぐりぐりと押す。
②鎖骨の下側もぐりぐりと押す。
③手を開いて、鎖骨の下から肩に何度か流す。
④反対側も同じように。
2.首
①手の平で首を前から両横に流す。
②耳の下から鎖骨にかけて、首筋を流す。
③3回繰り返しましょう。
3.顔
3-1.準備
①人さし指、中指、薬指で耳の前に圧力をかける。
②3本指で首筋から鎖骨に3回流す。
3-2.おでこ
①おでこの真ん中に3本指を当てて、こめかみまで流して押す。
②こめかみからエラ部分に流して押す。
③輪郭にそって首筋から鎖骨に流す。
④3回繰り返しましょう。
3-3.目の周り
①目尻から目の下を通って目頭に流す。
②目頭から眉のラインを覆って目尻に流す。
③目頭から目の下を通って目尻にながす。
④こめかみを押し、エラ部分までさすって流す。
⑤首筋を通って鎖骨に流す。
⑥3回繰り返しましょう。
目は皮膚が薄くてしわやたるみができやすい場所。優しく。
3-5.口周り
①指3本であごをぐーっと押す。
②同じく指3本で鼻の下もぐーっと押す。
③3回繰り返しましょう。
3-6.鼻
①鼻の下から小鼻の横に沿ってぐりぐり流す。
②5回繰り返す。
③鼻筋を「ハの字」に上下に流す。
④3回繰り返す。
⑤こめかみ、エラ、首筋、鎖骨の順に流す。
3-7.頬
①あごに指3本を添えて、口角、目頭を通って引き上げる。
②目の下を通ってこめかみ、エラ、首筋、鎖骨に流す。
③3回繰り返す。
④あごに指3本をそえて、くるくると口角を上げる。
⑤耳の前を通って首筋から鎖骨に流す。
⑥3回繰り返す。
3-8.あご
①親指をあごの下に押し込む。
②首筋にそって耳の方に流す。
③3回繰り返す。
4.脇
①右手を左脇の下側に潜り込ませる。
②そのままもみほぐす。
③脇の下から鎖骨にかけて3回ほど流す。
④反対側も同じように。
5.腕
①ひじから下の腕をもみほぐす。
②手首からひじに向かって流し、肘の裏をPUSH。3回繰り返す。
③二の腕を揉みほぐす。
④ひじから脇に向かって流し、脇の下をPUSH。3回繰り返す。
6.お腹
①足の付け根から胃に向かって流す。
②下腹部から胃に向かって流す。
③おへそ辺りを優しくPUSH。
④3回繰り返しましょう。
7.そけい部
そけい部は握り拳でPUSH。
8.足・脚
①足裏のくぼみを握りこぶしでぐりぐり。
②つま先からかかとにリンパを流す。
③足指を一本ずつ回す。
④足首を回してほぐす。
⑤くるぶしのくぼみを指でほぐす。
⑥アキレス腱に沿って、手で挟み下から上に流す。
⑦ふくらはぎを両手で揉みほぐす。
⑧足首からふくらはぎを通ってひざ裏まで10回ほど流す。
⑨ひざ裏のリンパ節をPUSH。
⑩ひざ周りをほぐす。
⑪太ももを揉みほぐす。
⑫太ももの内側、膝からそけい部にかけて流す。
⑬太ももの裏、膝の裏からお尻にかけて流す。
⑭足首からそけい部まで、足全体を流す。
⑮足全体のストレッチをして完了。
セルフのリンパマッサージを効果UPさせるには…
マッサージクリームorオイルがマスト
マッサージでは必ずボディクリームやボディオイル、ボディジェルなどを使いましょう。肌を傷つけてしまうと、しわやたるみの原因になってしまいます。マッサージ用のコスメがあるならそれがベスト。滑りが良くなると、マッサージの効果もUPするそうです。
マッサージ前にコップ1杯の水を飲む
マッサージをする前にはコップ1杯の水を飲みましょう。サロンなどでもマッサージ前に飲んでくださいと言われることがあります。水を飲むことでリンパ液が薄まり、老廃物が流れやすくなるのだそうです。
入浴中の体が温かいときがベスト
体が温まると血行が良くなるので、リンパマッサージの効果も高まります。家で体を簡単に温めるならお風呂がGOOD。湯船に浸かって体を温めて、お風呂に上がる前にボディクリームやオイルを塗って、リンパマッサージを実践しましょう。
お風呂上がりに温冷シャワー
お風呂上がりに温かいシャワーと冷たいシャワーを交互に浴びるというのも良いそうです。温かいお湯は副交感神経を刺激して、体や心をリラックスモードにしてくれます。温かいお風呂に浸かるとぼーっと気持ちいいですよね。その心地よさは副交感神経の働きのため。一方、冷たい水は交感神経を刺激して体や心の緊張を高めます。冷たい水に触れるとはっと目が覚めますよね。
このように交感神経と副交感神経を交互に刺激することで、自律神経が鍛えられるそうです。自律神経を整えることが、むくみ緩和につながるそうです。
40度の温かいシャワーと、冷水シャワーを交互に体に当てるだけでOK。5回ほど繰り返しましょう。足のむくみが気になる人はふくらはぎ、全身のダイエット効果を期待したいなら首と胸元に当てると良いそうです。ただし、病気などがある場合は体に負担になってしまうこともあるので、主治医の先生に相談しておこなっても良いか確認を取りましょう。
マッサージ後にはドリンクを飲む
リンパマッサージによって流された老廃物を体の外に排出しやすくするために、終わった後にドリンクを飲みましょう。利尿作用があるものだと、より排出が促されます。コーヒー、ハーブティー、紅茶、緑茶などがおすすめです。
でも、セルフだとなかなか効果が出ない…
セルフでのリンパマッサージについて詳しく解説はしました。しかし、自分でやると結果が出るのには時間がかかります。リンパ節だと思っている位置などが間違っていると効果も期待できません。力が弱いと効果がありませんし、逆に力が強すぎても皮膚や内臓を傷つけてしまう可能性もあります。
つまり、自分で効果のあるリンパマッサージをするのは、意外と難易度が高いのです。
プロのマッサージはやはり違う
そこでおすすめしたいのがプロのリンパマッサージ。サロンでのエステなどで施術してくれるものです。まずはプロの技術があります。経験値が全く違うので、本当に効くリンパマッサージを行ってもらえます。また、効果に最適な環境作りもきちんとしています。
そのため、1日で結果が出るなど速効性があるサロンもありますし、体のラインの変化が見た目からもわかるようになります。持続性もあるので、理想のボディを叶えることができるでしょう。自分でリンパマッサージを続けていても効果が出ない人は、プロの力に頼るのも一つの手です。
さらにハイパーナイフとの相乗効果はすごい
ハイパーナイフって?
ハイパーナイフというのはエステで使われる痩身マシンの一種。熱を当てる器具を使って脂肪をほぐしやすくして、さらに揉み出すことで痩身が叶います。痩せたいと思っているパーツにピンポイントで熱を当てられるので、部分痩せも叶う素晴らしいエステ技術なのです。たった1回だけでも効果があるなど、速効性も期待できます。
体の温まりが早いので、体を温めて行うと効果が高いリンパマッサージをするのに最高な状態を作り出せます。リンパマッサージをしている人は、ハイパーナイフと一緒におこなうことでさらなる相乗効果を期待できるというわけですね。
どちらもあるのがブランシュールのエステ
銀座ブランシュールのエステメニューは、ハイパーナイフでの施術後に、ハンドでのリンパマッサージも行ってくれます。これはまさに一石二鳥ですよね。
体が温まっている状態なので、リンパマッサージの効果UPが期待できます。これでむくみ太りを解消できます。さらに、ハイパーナイフにほぐされた脂肪をリンパマッサージで流すので、脂肪太りの解消も期待できるのです。どちらもプロの技を施術してもらえるエステサロンなんて、本当にうれしいこと。
全身痩せはもちろん、美脚や小顔など部分痩せに特化したコースもあります。リンパマッサージの効果を実感したいという方は、ハイパーナイフの施術もある銀座ブランシュールがおすすめなのです。
リンパマッサージを避けた方が良い人
- 高熱
- 心臓疾患
- 感染症
- 悪性の病気
- 低血圧
- 妊娠中
- 腎臓に問題がある人
- 化学療法治療を行っている人
- 臓器移植している人
- 生理中
- 皮膚の炎症が激しい
病気や疾患があったり、体調不良であるならば、リンパマッサージは避けましょう。体の負担になったり、悪い細菌が体中に巡って症状が悪化してしまうこともあります。主治医にも相談して、リンパマッサージの可否を確認しましょう。
リンパマッサージで理想のボディを叶える♡
リンパマッサージにはきれいになれる理由がありました。きちんと行うことでセルフでもできます。もっと効果を期待したいならぜひサロンに足を運んでみてください。リンパマッサージで、あなたの理想の体型を叶えられますように。